アルバイトやパートが時給を上げる、最低賃金は1000円でとか、正社員でも、無理なベースアップの要求等、賃金アップの要求が過剰だと、色んな意味で要求した側の首を絞める事になる。
結局、賃金アップは利益が増えないと出来ないのがあたり前で、利益が無いのに無理な賃金アップをすると、人件費が払え無くなり、解雇されたり、人件費が業績を圧迫して企業自体が倒産する事になる。
例えば、一昨年より去年の方が業績が良かったとしても、過去にさかのぼると赤字分を取り戻しただけとか、そう言う事もあるだろうし、以前苦しい時の経験から、少しは企業に貯蓄を作っておきたいと言う事もある。
従業員が賃金が少ないと言うだけならそのタイミングの事だけを考えるだけでいいと思うが、企業は過去の負債を減らしたり、未来の企業の安定を考えなければならない。
もし、今の利益を見て賃金をアップするとどうなるか?
過去との関係で本当は利益が無い場合はその後、赤字に転落して、賃金を下げれないなら従業員を解雇するか、倒産に追い込まれる事になる可能性が出て来る。
もちろん、非正規社員から順に解雇されるでしょう。
それ以外にも、この先業績不振に陥った時にも同じ事が起きると思います。
結局、企業がしっかりと利益を出して余裕が無い場合、しかも、未来で業績が落ちないと想像出来るレベルにならないと賃金アップをすると後が苦しくなるでしょう。
時給アップや、ベースアップは無理に要求せずに、ボーナスを増やしてもらうのが良いでしょう。
はっきり言って、今、仕事の出来る人間はほとんど会社にはいない。
仕事の出来る人間は会社勤めでは割りに合わないと感じて退職してしまう。
今は個人で事業をする場合のハードルが下がってきているから特にそう感じます。
なので、残った人達は仕事出来ない(しない)んだから給料が少なくて当然だと思う。
それか、会社で出来る人間はすぐに上の役職に就いて利益を上げて給料もたくさんもらっているかどっちかではないだろうか?
そのような状況で会社に残っている仕事出来る人は賃上げ要求等しないと思う。
自分の未来の為にも、直接賃上げ要求をするのではなく、自分は出来る人間だとアピールして企業が賃上げをしたくなる人間になって行きましょう。